A貝塚は、陸平貝塚公園にあり、遊歩道を有する、整備された貝塚で、遊歩道から貝の化石が沢山見えます。
A見塚 本貝塚は、1879年に佐々木・飯島両氏が発掘した『丘ノ西南隅』の地点にあたる【美浦村教委20061。西方から入り込んだ谷津に面した貝塚で、やや高まりを有する台地端部から谷頭斜面こかけて、長さ約100m、幅約50mの範囲にわたって貝の分布がみられる。後日実施した谷部の試掘調査では、斜面下方まで二次堆積と思われる破砕貝を含む土屑が確認されている。
第3図1〜5は、今回表面採集した資料である。1〜4は縄文土器で、1，2．4は中期中葉〜後葉の、3は後期前葉の破片と思われる。5は研肌が施されたペンケ
イガイ製の貝輪破片。A貝塚の台地上には以前∧幡様が祀られていたが、大
野雲外氏は1896年頃、「西隅八幡社ノ南中腹崖」を発掘し、「土壌一尺貝殻三尺計り」「渦形形ノ厚手土器破片」が出士したことを記録している「大野1896」。
1963年の庄司氏こよる露出貝塚断面の観察では．「台地上平坦部より3−4mほど低い斜面途中」の地点で．阿玉台式期の3枚の貝層を確認しており．��層としたハマグリを主体とする「第2混土貝層」から阿玉台��式に相当する土器を、下位の��層とした「ハマグリ純貝層」から阿玉台Ia式に相当する土器をを採取している．「台地縁辺の肩部に相当する」地点では「竪穴住居址の一部が
出現に、その床面上には堀之内��式土器を大量に含む貝層群の堆積が認められた」とする。[庄司1981]
貝塚の北側の台地録辺部で行われた1997年度発掘調査時こ、理没斜面から貝塚の北端部にあたる阿玉台��b式〜��式期の貝層が検出されている[美浦棚番2004]
以上の調査記録から、縄文時代中期阿玉台��a式〜��式期、後期の堀之内l式期の貝層の存在が確認できる。また、貝層中出土かどうか不明だが、東京大学に所蔵されている佐々木・飯島発掘資料には・中期初頭の阿玉台
式直前〜後期中葉の加曽利B式までの土器大型破片が認められることから[美浦村教委2006]中期中葉〜後期中葉の時期の貝層が存在する可能性も高い。
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